こわい日曜日

「うそ でしょ」

「わたしの息子を困らすとは何事ですか」

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切りすぎた前髪

 どれくらいがあなたの一番哀れなところか、わたしが今はかってあげるから

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キラキラ

 私のことなんかどうでもいいみたいに
「じゃあ、次の話」
 何度君の心配をしたか
「ガゼルさん、病院に行かなきゃ」
 それでも私は
何度苦しんだだろう。

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 ストライカはほんとは大きな机は好きじゃない。彼は三人くらいしか座れないような小さな丸い机を好むのだ。だってそれが一番綺麗に映るから。
「誰もいないなら僕たちだけで座ればいい」

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ぼくがサンタクロース

 協会一新のすてきな話をしたい。
 僕が思い立ったのは冬の日差しの眩しい暖房の効いた部屋。食べたいケーキを写真を見ながら選んでいた時だった。慌てて立ったがためにこぼれかけた紅茶も気にせず急いでビーンズさんを呼び寄せる。
「ねえっビーンズさん」
「はいはい」
「みんなにクリスマスプレゼントを渡したい!」
 みんなはだいたい僕に甘いのだ。だけどこの時ばかりのビーンズさんの表情は「どういうこっちゃ」と顔を歪めていた。

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それもいいけど

「一緒に仕事できないのは寂しいなぁ」
 唇を尖らせて言うストライカに二人の動きは止まった。ストライカの繊細な指も、成長しきっていない体躯も、恋に胸を寄せる女の子に似ていた。
「あ、でも」

「僕が秘書になればいいんだ」

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 お酒をあまりおいしいと思ったことはない。母さんも飲める年なのにほとんど口にしないのは彼女も好みではないからだそうだ。
「以前たくさん飲まされたことがありました」
 彼女はいつも最初だけ目を合わせて、あとはよそを向いてしゃべる。僕ではない誰かに聞かせるように。
「その時一緒にいた人はそういうことより殺しの方が好きな人々でしたから、そしてもちろん私も幼い外見でしたから、ただ酔い潰れただけでした。ひどく気分が悪かった。私にはお酒はきっと向いていないのでしょうね。体質的にもね」
 彼女が何を言いたかったのは僕にもよくわからない。母は不自然に話を切ってしまった。他の人はたくさん飲むが、母は飲まない。母が飲まない理由。僕はぼんやりとお酒はあんまりよくないものだとその時認識していた。今は「飲み過ぎてはいけない」と思っている。
 ついでにいうと彼女が言った"そういう事"の意味を僕は直前まで理解できていなかった。

*

 目が覚めたらきつい酒の匂いと机の木の匂いがした。天井が見えていた。頭が少しぐらぐらした。すぐ横に見慣れた足元があった。
「これ麻薬といっても良いんじゃないかな」
「世の中には好きな奴が多いんだ。強い奴もいる」
 手をついて起き上がろうとすると頭痛がひどくなった。床に溜まっている酒が歪む。
「遺伝か」
「弱いというのはやっぱり損な気がする。ごめんなさい。迂闊だったね。助けてくれてありがとう」
 彼がわざわざ僕の所へ来てくれるほど僕がおかしかったのだ。彼は人をよく見ている。僕が馬鹿だから。
「でも、こうなるとは思わなかったんだ」
 一緒にいたのは同じ仕事の人だった。

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金色の裁断機

 息子くん ストライカの設定

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( ねためも ) comments(0) -
 

「僕にはふさわしくないんだ」
 ストライカが俺の目を見てはっきり言う。母親に似た深い瞳と、父親に似たやわらかな顔立ちを強張らせて、膝を拳でたたいて、俺に伝えようとしていた。ストライカはそれ以上言葉が出なかった。「僕がしたいことって」
「ああ」
「僕がしたいことなんて、母さんが好きで、大事で、誰より大事で、だから母さん以外のことに興味なんてないから、なにやってもそれは、僕のためにはならないんだ。ねえ、今僕がしていることは世の中のためになってる?」
「なってるさ」
「なら怒られることはないね」
 ストライカ好みのランプが薄靄をかけたまま影を落とし、昼間の窓は板張りも彼の白い手も浸食していた。少年は少し眼を逸らす。協会のお呼びはかかっていない。

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僕の母さんに手出したら殺す

 

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